『烈火の炎』は、忍者に憧れる高校生「花菱烈火」が主人公です。烈火は炎を生み出す能力を持っており、自分の出生の謎や運命に、段々と巻き込まれていきます。絵に関しては作者の安西信行先生も「初期は本当酷いので、そこを乗り越えて見てください!」と、自虐しています。
連載当初の絵柄はかなりシンプルで平面的ですが、後期は目が大きくなり顔や体全体のバランスが取れて、立体的になっています。読者の間でも、「絵の成長速度がすごすぎる」「初期の絵を耐えれば、その先は最高だから!」と話題になるほどです。
その目覚ましい上達ぶりは、安西先生の言うように「前のコミックスを超える物を作る事をいつも意識してる」からではないでしょうか。初期の絵柄で読むのをやめず、「とにかく最後まで読んでほしい」との声が多い本作、ぜひその上達スピードと共に追ってみましょう。
●『進撃の巨人』
人間を食らう巨人との戦いを描く『進撃の巨人』は、その緻密なストーリーに反し、「絵が下手」との声がよく聞かれました。しかし全34巻にわたる連載を通して、画力が着実に向上し、巨人たちとの激戦を繰り広げる終盤には、大迫力の作画となっています。
初期は人の描写に硬さがあり、キャラの顔も陰影のない平面的なものでしたが、連載が進むにつれ奥行きが出ています。また、巨人の描写も筋肉や骨格の表現がよりリアルになり、その恐ろしさが際立つようになりました。
『進撃の巨人』の元となった読み切り作品は、編集者から「絵に力がある」と評価されていたそうです。その反面、諫山先生ご自身は「(絵が)プロを目指せるレベルではなかった」と考えていたのだとか。そこからの上達の裏には、大変な努力があったのではないでしょうか。
引用元: ・【漫画】作者自身も「ひどかった」と認める 初期と比べて絵の変化がすごいマンガ [ネギうどん★]
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